大人の診療 元
診療方針
当院では高校生、大学生から社会人、中年期・高齢期の方まで幅広い年代の方のご相談にお応えできるようにしております。学校生活・会社生活を送る中で、ご自分でも意識しないままにストレスを溜め込み、以前より不安や憂うつな気持ちを感じるようになる方も入れば、大学進学・就職といった環境の変化をきっかけにご自身の表現方法や周囲との協調方法に悩むようになった方、高齢になるにつれておこる心身の変化・不調に戸惑う方もいらっしゃいます。いずれの方にも、その方がもつ特性と上手に付き合いながら、穏やかな毎日を過ごして頂けるお手伝いをしたいと考えています。早く対処することで早期に治癒が見込めるのは、心の不調も身体の病気も同じなのです。ほんのささいな悩みでも構いませんので、お気軽にご相談ください。
主な治療方法
心理カウンセリング
支持的な雰囲気で、ひとりひとりに適切と考えられるカウンセリング方法を選択します。
ソーシャルスキルトレーニング(SST)
対人関係や集団生活を営みやすくなる技能を養います。特に発達障害の方では、自身の置かれた状況や相手の気持ちを読み取る事、集団に合わせた行動がうまくできないことがあります。一人ひとりの特性や情緒面、本人を取り巻く環境などにも配慮しながら、ご自分らしく社会生活を遅れるように支援します。
薬物療法
向精神薬だけでなく、漢方も取り入れた治療していきます。必要最小限の投与になるよう心がけています。
診療内容
不眠症
不安障害・パニック障害
強迫性障害
適応障害
職場環境や日常生活のストレスが原因で、精神症状(気分の落ち込み、不安、不眠、意欲低下など)や身体症状(頭痛、腹痛、吐き気など)が現れ、仕事や家事などの日常生活に支障をきたしてしまう病気です。仕事に行けず、休職になる場合もあります。
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うつ病
うつ病は気分の落ち込みや憂うつな気分、意欲低下や思考力低下などやる気が出ないといった精神的な症状のほかにも、眠れない、疲れやすい、体がだるいといった身体的な症状が出現することのある病気です。気分障害のひとつであり、気分障害は大きく「うつ病性障害」と「双極性障害(躁うつ病)」にわけられます。
躁うつ病(双極性障害)
自閉スペクトラム症
コミュニケーションの場面で、言葉や視線、表情、身振りなどを用いて相互的にやりとりをしたり、自分の気持ちを伝えたり、相手の気持ちを読み取ったりすることが苦手でこだわりが強いといった特徴をもつ発達障害のひとつです。
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注意欠如多動症(ADHD)
不注意(集中力がない)、多動性(じっとしていられない)、衝動性(思いつくと行動してしまう)といった症状を認める発達障害のひとつです。一般的には成長とともに多動症状は落ち着き、不注意や衝動性の症状は残ることが多く、大人では不注意症状により、社会生活に支障をきたすことが多くなります。
知的能力障害
「知的機能の障害が発達期(おおむね18歳まで)にあらわれ、日常生活に支障が生じているため、特別な援助が必要な状態にあるもの」と定義されています。
知的機能の障害について
知能検査(WISC-Ⅳ、WAIS-Ⅳ、田中ビネー等)によて測定された結果、知能指数がおおむね70までのもの
日常生活能力について
日常生活能力(自立機能、運動機能、意思交換、移動、性か文化、職業など)の到達水準が総合的に同年齢の日常生活水準にみたないもの
チック
突発的・反復的に急速な運動や発声が出現することをチックといいます。根本的な原因は不明ですが、ストレス因が悪化の因子になると言われています。治療には精神療法や薬物療法があります。