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大人のADHD

一般的なADHDの症状

不注意

  • ケアレスミスが多い
  • 注意が持続できず、気が散る
  • 話しかけられても聞いていないように見える(注意散漫)
  • 順序だてて行えず、やり遂げられない
  • 物をよくなくす
  • 忘れものが多い

多動性、衝動性

  • 席にじっと座ってられず、席を立つ
  • そわそわと手足を動かす
  • 静かにしているのが苦手で落ち着かない
  • 不適切な状況で走りまったり、高い所にのぼったりする
  • しゃべりすぎる
  • 人が話し終わる前に話しだす
  • 人の邪魔をする
  • 順番を待てない

大人のADHDについて

一般に小児ADHDは3歳から6歳くらいに顕在化しますが、小児と大人では症状が異なることが多いです。一般的には成長とともに多動症状は落ち着き、不注意や衝動性の症状は残ることが多く、大人では不注意症状により、社会生活に支障をきたすことが多くなります。

大人のADHDの特徴

  • 落ち着きがない
  • 思ったことをすぐに口に出してしまう
  • 忘れ物、なくし物が多い
  • 約束を守れない、時間に間にあわない
  • ケアレスミスが多い
  • 時間の管理が苦手
  • 仕事や作業を順序だてて行うことが苦手
  • 片付けが苦手

大人になると許容されないことの範囲が広くなり、本人が負う責任も大きくなります。大人のADHDでは仕事や家事において、特に上記のような症状で社会生活がうまくいかず、周囲からの評価が下がり、自分はダメな人間だと自信を消失し、自己肯定感がうすれていきます。そこからうつ状態に発展しやすくなります。ADHDの方は二次障害として気分障害にかかるリスクが高いです。

原因

近年の研究によると、行動等をコントロールしている神経系に原因がある脳の機能障害であり、特に前頭葉の働きが弱いことが関係していると考えられています。

診断・治療

ADHDは問診による症状の確認、心理検査により診断が可能です。ADHDによる症状で日常生活に支障をきたしている場合は、薬物療法を導入します。効果がでるまでに4-8週間ほどかかる場合があります。ご本人が特性を理解し、様々な工夫や技能によって、不注意症状をカバーする方法を身につけることも大切です。

大人のADHDは人口の3-5%といわれています。特性を把握し、対処法を身につけることが大切です。お困りのことがあれば、ご相談ください。

 

 

 

 

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